「カルチャー」 を経営のど真ん中に据える
著 : 遠藤功
from: TOPPOINT 2022 年 9 月号
企業の不祥事が多くあったり、日本でイノベーションが生まれ亡くなったり、労働生産性が低迷するなど
多くの日本企業が活力枯渇病にかかっている
社員がファイティングポーズを取らない
原因は組織風土
組織風土が劣化すると、上意下達になったり、下から上にモノが言えないとか、他部門への無関心 (たこつぼ化) や、ミドルが疲弊して起爆剤として機能しないといったことが起こる
似た概念に組織文化
組織風土がより普遍的、一般的であるのに対して、組織文化は個別的、独自的
組織風土と組織文化が両方揃って、組織は成長、発展を目指せる
活力枯渇病を克服して復活するためには
1. 健全な組織風土 (現場にやる気が満ち溢れる)
整地化 : 土壌の地ならしのようなもの
2. 独自の組織文化 (成功体験に裏付けされた独自の価値観を皆で共有)
肥沃化 : 土壌に栄養を与えること
3. 卓越した組織能力 (高い実行能力)
卓越化 : 強靭な根っこを育てる
これらの 3 つの要素を立て直すには以下を強化する必要
1. カルチャーとしての現場力 (組織風土 + 組織文化)
2. ケイパビリティとしての現場力 (組織能力)
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